催し物
講演会「タヌキと狸  その世界を知る」開催
 └─井の頭 2009/05/15

 井の頭自然文化園では、現在開催中の特設展示「井の頭狸庵にようこそ──のぞいてみるタヌキの真実」(おしらせ)にあわせて、タヌキをテーマにした講演会を開催します。身近でありながら意外に知られていないタヌキの奥深い世界を、「動物としてのタヌキ」と「文化としての狸」の両側面からお話しします。

 要申込。応募方法はいちばん下をごらんください。

日時 2009年6月21日(日)午後1時30分~午後4時30分
場所 井の頭自然文化園本園 資料館2階集会室
定員 高校生以上60名

◎講演 「里山のタヌキ」午後1時30分~午後3時
 講師:熊谷さとしさん

 里山にはタヌキをはじめ、アナグマやムササビなど多くの動物がくらしています。私たちの身近にくらす、これらの動物には、なにが起こっているのでしょう。青梅市永山丘陵での長年の観察から、里山の動物のくらしや、今、起きている様々な問題について紹介します。

 熊谷さとしさんプロフィール:学習漫画家・日本野生動物観察指導員。学習マンガや動物のイラスト、里山動物観察の本を書くかたわら、環境教育教材の企画、製作、自然観察会や講演会も開催。青梅市の永山丘陵で里山の動物の観察を続けている。著書に『日本の野生動物』全6巻、『クマはクマッとなく?!』、なぞなぞシリーズほか多数。

◎講演「日本人にとって狸とは何か」午後3時~午後4時30分
 講師:中村禎里先生

 「かちかち山」の狸は、婆さんを殺して自分が婆さんに化け、爺さんに婆汁を食わせる。残忍きわまりありません。かと思うと、何度も兎に簡単にだまされ、最後は泥船に乗せられ水死してしまう。先程とうって変わって愚鈍の塊というほかありません。このように相矛盾する狸のイメージがどのように形成されてきたのかをお話しします。

 中村禎里先生プロフィール:1932年東京都生まれ。都立大学理学部卒。1967年から立正大学教養学部勤務、教授を経て、1995年から仏教学部教授、2002年から立正大学名誉教授。著書に『日本動物民俗誌』『狐の日本史 古代・中世篇』『狸とその世界』『日本人の動物観』ほか多数。

応募方法
 往復はがきに、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号、希望者全員の氏名・年齢を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入して、〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園 「タヌキ講演会」まで送りください。応募多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

締切 2009年6月9日(火)消印有効

講演会のチラシ(PDF、1ページ、約730KB)

(2009年05月15日)



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