催し物
2023年の動物慰霊祭について
 └─ 2023/09/20
 上野動物園では2023年9月28日(木)の開園時間前に、この1年間に死亡した動物たちへ感謝の気持ちを表す「動物慰霊祭」をおこないます。園職員のみで実施いたしますが、慰霊祭のようすは後日ウェブサイトで紹介するとともに、東園・動物慰霊碑周辺に9月26日(火)~10月1日(日)まで代表慰霊動物のパネルを設置します。みなさまにおかれましても、それぞれ思い出深い動物たちを偲んでいただければ幸いです。

 なお供花につきまして、入園門や配送でのお預けはご遠慮いただいておりますが、開園時間中であればご自身で直接、動物慰霊碑前のテーブルへお供えいただけます。

 設置期間  2023年9月26日(火)〜10月1日(日)


代表慰霊動物

動物種名名前性別死亡年齢死亡日飼育期間エピソード
ハイイロジェントル
キツネザル
オス16歳2022年
9月27日
16年2ヵ月2006年7月21日に生まれ、アイアイの森オープン時から飼育されていました。健康確認のため、えさを手渡しするとすぐ受け取る怖いもの知らずの一面がありましたが、好みがはっきりしていて、嫌いなものは受け取らない頑固な部分もありました。
ミノバトメス43歳2022年
11月22日
39年3ヵ月1979年に野毛山動物園で生まれ、1983年に来園しました。ずっと屋外のケージにいましたが、高齢のため、2008年に暖かいバードハウスに入りました。2020年には白内障と食欲不振に加えて食べ物の選り好みが激しくなったので、治療のための施設に移動しました。体調が悪化しても何度も回復し、驚きの生命力を見せてくれました。
コシアカキジメス22歳以上2022年
12月26日
21年9ヵ月2001年にオスとともに来園しました。人が近づいても動揺せず、とても落ち着いた性格で、大豆を好んでよく食べている姿が印象的でした。オスとの羽色の違いなど、コシアカキジの魅力を多くの人々に伝えてくれました。
バーバリーシープまおメス17歳2023年
3月20日
17年3ヵ月2005年に大島公園動物園で生まれ、その年に上野動物園に来園しました。現在飼育展示しているオスとずっと仲良くしており、長い間バーバリーシープの魅力を広める存在として活躍してくれました。
シマスカンクオス4歳2023年
4月26日
1年1ヵ月2018年5月6日に神戸どうぶつ王国で生まれ、2022年3月9日に来園しました。前足を踏み鳴らし、飼育係を威嚇する姿が印象的で、スカンクらしい活発な動きもたくさん見せてくれました。
クロシロエリマキ
キツネザル
マロオス16歳2023年
4月28日
13年11ヵ月2007年4月22日に市川市動植物園で生まれ、2009年5月22日に来園しました。アイアイの森のオープン当初からここで暮らし、繁殖にも大きく貢献してくれました。穏やかで、同居するメスや子にえさをとられそうになると渡してしまう優しさが魅力的でした。
オマキトカゲオス23歳以上2023年
5月14日
23年2ヵ月2000年2月21日、埼玉県こども動物自然公園より来園しました。夜行性のため、昼間は寝ている様子が多く見られ、長い尾と発達した四肢の爪を使って木に登る姿が印象的でした。
カノコスズメオス10歳2023年
6月20日
10年3ヵ月とても長生きで、10年以上もの間、群れやほかの鳥たちと同居しながら過ごしました。一羽になってからは、同じくらいの大きさのヒノマルチョウのひなにぴったり寄り添い、羽繕いし合う姿が見られたことが印象に残っています。
オカピトトオス16歳2023年
7月8日
2年7ヵ月2020年11月30日に、横浜市立金沢動物園から来園しました。天候の変動に合わせて、寝室と放飼場を出入り自由にすると、その時々のお気に入りの場所でのんびり過ごしていました。また、その美しい姿で私たちを魅了しつつ、さまざまなことを教えてくれました。

(2023年09月20日)



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