上野動物園では、認定特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパンと連携し、動物園での希少動物保全活動を知っていただく「大人の遠足」企画として今年（2019年）は、童謡で誰もが名前だけは知っているアイアイの繁殖と動物園での取り組みについてレクチャーと見学をおこないます。

　アフリカ東岸沖のマダガスカル島にだけ生息する原始的なサルのなかまアイアイ。30～40年前までは野生の映像もほとんどなく、その生態はほとんどわかっていませんでした。しかし、生息地では環境破壊が進み、保全への理解も進まず、アイアイの数は急速に減っています。

　上野動物園では2001年、アジアで初めてアイアイの飼育を開始し、2018年には10番目の子が生まれました。飼育環境の工夫を重ねながら複数の個体による繁殖を継続し、海外の飼育園館との個体交換もおこなうようになりました。上野動物園でのアイアイ飼育と繁殖への取り組み、そして世界中の関係機関と協力し合いながら進める飼育下繁殖計画について紹介します。どうぞご参加ください。


上野動物園で2017年5月1日に生まれたメス「ウーラナ」（奥）と母親「フアーヴィ」（手前）
日時　　2019年2月2日（土）13:20～15:20
場所　　上野動物園
講師　　中村壮登（上野動物園西園飼育展示係）　
対象　　アースウォッチ会員および一般参加者
　　　　※高校生以上。中学生以下の参加は保護者同伴の場合のみ可。
定員　　先着30名
参加費　無料

プログラム
　13:20　上野動物園「弁天門」前（園外側）に集合
　13:30　入園。アイアイ舎前で飼育係員の説明の後、見学
　14:10　レクチャー「アイアイ繁殖への取り組み」（繁殖の経緯や動物園での保護活動など）
　15:00　質疑応答
　15:20　解散（解散後は園内を自由に見学できます）

申し込み方法
　※定員に達しましたので、募集終了しました。

※申込期限は2019年01月19日（土）ですが、先着順に受け付けますので、1月18日以前に受付を終了することがあります。あらかじめご了承ください。

（2019年01月07日）
（2019年01月08日：募集終了を追記）