催し物
10周年! 国際博物館の日記念ツアー「上野の山でトラめぐり」(5/15開催)
 └─2016/03/01

 上野動物園、国立科学博物館、東京国立博物館では、毎年5月18日の「国際博物館の日」にちなみ、上野動物園の動物解説員、国立科学博物館の研究員、東京国立博物館の学芸員といっしょに3つの施設をめぐる「上野の山で動物めぐり」をおこなっています。「上野の山で動物めぐり」は、1種類の動物をテーマに、生きている動物、骨格標本の動物、絵や彫刻の動物をめぐることで、多角的なものの見方を養い、それぞれの施設の役割についても知っていただくことを目的とし、2007年から毎年開催しています。

 この「上野の山で動物めぐり」が今年(2016年)で10周年を迎えることを記念して、3つの施設をめぐる「上野の山でトラめぐり」をおこなうほか、10周年記念リーフレット「10年のあしあと」を配布します(PDFダウンロードも可能)。この「10年のあしあと」では、今回の「上野の山でトラめぐり」のテーマであるトラを中心に、これまでテーマとなった動物を通じた、3施設めぐりの注目ポイントを紹介します。3施設のトラをめぐってレポートを応募いただくと、入選者に記念品が贈られる企画もありますので、ぜひ「10年のあしあと」をごらんください!


10周年記念リーフレット「10年のあしあと」
PDFダウンロードはこちら

上野の山でトラめぐり

日時  2016年5月15日(日) 9時~14時30分

場所  上野動物園→国立科学博物館→東京国立博物館
    3施設を順に巡ります。

対象  開催時に小学5年生以上、高校3年生までの方 30名

参加費 無料

内容
(1)上野動物園「テーマ:生きたトラの観察」
 講師 上野動物園 動物解説員 小泉祐里

【講師からみなさんへのメッセージ】
 「トラのしま模様は、森で狩りをするときに景色にまぎれて隠れるため」ということは聞いたことがあるでしょう。その他にもトラの体は狩りをするための工夫、暗い夜に活動するための工夫でいっぱいです。動物園では、トラの体つきやしぐさをじっくり観察し、野生でのくらしぶりに迫ります。そしてここで見た「生きた本物のトラ」を頭に残して博物館へ行けば、トラやその仲間たちの標本や作品が、今までとは違って見えてくることでしょう。


スマトラトラ(上野動物園)

(2)国立科学博物館「テーマ:トラの骨格」
 講師 国立科学博物館 動物研究部 川田伸一郎

【講師からみなさんへのメッセージ】
 トラは食肉類ネコ科の最大の種です。つまり、大きい猫と考えていただければそれほど間違いではありません。今回はトラの骨格をほかのネコ科の種と比較して観察してみましょう。外見では恐ろしいイメージがありますが、骨になってしまえば……やはり恐ろしいですが、ほかのネコ類との共通点が見つかるはず。きっと「トラはやっぱり猫なんだ」と思っていただけることと思います。


骨格のトラ(国立科学博物館)

(3)東京国立博物館「テーマ:あつまれ! トラのなかまたち」
 講師 東京国立博物館 教育講座室 大木優子

【講師からみなさんへのメッセージ】
 絵や彫刻になったトラのなかまたちが大集合。トラの作品といっても、その姿かたちはさまざまです。たとえばインドや中国など、トラのすむ国々では本物を見ることができたので「リアル」な作品がつくられましたが、トラのいなかった日本には、まるで猫みたいなトラ作品も登場します。仏教絵画や浮世絵に登場するトラまで、いろいろ見比べてみましょう。


「虎図」円山応挙筆(東京国立博物館)

持ち物 筆記用具、昼食、飲み物

スケジュール
 09:00 上野動物園指定の集合場所に集合、受付      
 09:20 上野動物園「生きているトラの観察」
 10:15 国立科学博物館へ移動
 10:40 国立科学博物館「骨格標本のトラを見学」
 11:40 昼食(国立科学博物館内)
 12:30 東京国立博物館へ移動
 12:45 東京国立博物館「絵や彫刻のトラの見学」
 13:45 まとめ、アンケート記入など
 14:30 解散(東京国立博物館内)

申込方法 ※募集終了しました
 参加ご希望の方は、専用の応募フォームに以下の項目を記入してご応募ください。

●参加希望者の氏名とふりがな(4名まで同時に申込できます。ただし、小学生のみの申し込みの場合は保護者1名の同伴が必要です(同伴できるのは1名のみ)。その場合、保護者の氏名、ふりがなもお書きください。)
●学年・年齢(セミナー開催時の学年を書いてください。)
●郵便番号・住所(当選の場合のみ郵送で通知します。)
●電話番号(当日、連絡がとりやすい電話番号を記入してください。)
●アンケート(講師が参考にさせていただくためのもので、当落には関係ございません。)
 A. このツアーを何で知りましたか?
 B. 「トラ」について、どんなイメージをもっていますか(何を思いうかべますか)?
 C. 今回のツアーで見たいもの、知りたいことは何ですか?
※BとCは参加者ご自身のご意見を記入してください。

応募フォームはこちら

【締切】 2016年4月24日(日)必着

※応募者多数の場合は抽選をおこない、2016年4月30日(土)までに、当選の方にのみ参加証の発送をもってお知らせします。
※当日、取材が入る場合があります。また、職員が記録撮影をおこないますので、ご了承の程お願いいたします。
※個人情報につきましては本事業の参加者募集においてのみ使用し、終了後は速やかに破棄します。
※お問い合わせは上野動物園・教育普及課・教育普及係まで。
 TEL 03-3828-5171(代表)

10周年記念リーフレット「10年のあしあと」

配布開始 2016年3月23日(火)

入手先
 1. 上野動物園内、国立科学博物館内、東京国立博物館内
  (部数に限りがあります)
 2. PDFをダウンロードできます(PDFダウンロードはこちら)。

応募企画──見学レポート募集!「上野の山で、自分でトラめぐり」
 「10年のあしあと」を片手に3施設のトラをめぐって、学んだことや発見したことを、200字以上400字以内のレポートにまとめ、ご応募ください。入選された方には記念品として、3施設のオリジナルグッズを詰め合わせてプレゼントします!

(1) 応募方法
◎3施設のトラをめぐって、学んだことや発見したことを、200字以上400字以内の文章で書いてください。
◎3施設のトラ展示にあるキーワードパネルを見つけ、3つの文字を組み合わせてキーワードを完成させてください。
◎メール本文に、応募する文章、氏名、年齢、住所、メールアドレス、電話番号、完成したキーワードをそえて、上野動物園教育普及係(ueno-fukyu@tzps.or.jp)あてにメールをお送り下さい。
応募期間:2016年4月12日(火)〜5月31日(火)

(2)入選作品について
 ご応募いただいた文章の中から20点程度を入選作品として選びます。入選作品については各施設のホームページなどで紹介させていただく予定です。

(3)その他
 3施設のトラをテーマとした展示については「10年のあしあと」をごらんください。
※個人情報につきましては本イベントの参加者募集においてのみ使用し、終了後は速やかに破棄します。
※お問い合わせは上野動物園・教育普及課・教育普及係まで。
 03-3828-5171(代表)

【上野ミュージアムウィークについて】
 5月18日は国際博物館の日です。この日は、博物館が社会に果たす役割について広くアピールするため、国際博物館会議(ICOM「イコム」)によって提唱され、1977年に設けられました。上野のさまざまな博物館・美術館などの文化施設は、国際博物館の日の前後を「上野ミュージアムウィーク」と定め、各施設が連携してさまざまなイベントを開催します。今年2016年のテーマは「ミュージアムと文化的景観(Museums and Cultural Landscapes)」です。




(2016年03月01日)
(2016年04月10日更新)


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