催し物
1/24 干支の講演会2016「ニホンザルの群れに、ボスはいない。」(※募集終了しました)
 └─2015/12/10

 上野動物園では、2016年の干支の動物であるサルに焦点をあて、日本の自然の中でくらす野生のニホンザルについて詳しく紹介するため、講演会を開催します。
 多くの日本人が「ニホンザルの中には群れを統率するような『ボス』がいる」と信じていますが、それは大きな誤りです。今回は、宮城教育大学名誉教授の伊沢紘生(いざわ こうせい)氏から、長い年月をかけて調査してきた、野生のニホンザルの本当のすがたについてお話しいただくとともに、2011年3月11日に発生した東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方の野生動物の現状についてもご報告をいただきます。また、都立動物園・水族園4園の園長による、4園のニュースの紹介などもおこないます。
 この講演会は事前申込制となります。お誘い合わせのうえ、ぜひご応募ください。


ニホンザル

日時 2016年1月24日(日) 13時~16時30分

場所 東京都美術館 講堂(東京都台東区上野公園8-36)
   JR上野駅公園口より徒歩5分、上野動物園より徒歩3分
   ※上野動物園内ではありませんのでご注意ください。

定員 小学5年生以上 200名(中学生以下は保護者同伴)

講師の伊沢紘生(いざわ こうせい)氏について
 1939年東京都生まれ。1968年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。専門は霊長類学・自然人類学・環境教育学。公益財団法人日本モンキーセンター専任研究員、宮城教育大学教育学部教授、宮城教育大学環境教育実践研究センター教授、帝京科学大学生命環境学部教授などを経て、現在は、宮城教育大学名誉教授、NPO法人ニホンザルフィールドステーション理事長、NGO宮城のサル調査会会長を務めています。
 著書として、『下北のサル』、『ニホンザルの生態―豪雪の白山に野生を問う』、『野生ニホンザルの研究』、『サル対策完全マニュアル』(以上、どうぶつ社)、『ニホンザルの山』(フレーベル館)、『野性に聴く サルと自然と人間と』(径書房)があるなど、サルをテーマにした著述活動も積極的におこなっています。

内容
(1)都立動物園・水族園4園の園長による新年のご挨拶と、最近の4園のニュースのご紹介

 ①土居利光(上野動物園 園長)
 ②福田豊(多摩動物公園 園長)
 ③永井清(井の頭自然文化園 園長)
 ④田畑直樹(葛西臨海水族園 園長)

(2)講演「ニホンザルの群れに、ボスはいない。」

 講師 伊沢紘生氏
   (宮城教育大学名誉教授)

(3)報告「東北の野生動物と東日本大震災」

 講師 伊沢紘生氏
   (宮城教育大学名誉教授)

応募方法  ※募集終了しました
 参加希望者全員の氏名・年齢(学年)・代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、「質問1:この講演会を何で知りましたか?」、「質問2:ニホンザルには「ボス」がいると思っていましたか?」、「質問3:今回の講演会に関して、興味があること、または質問したいこと」への回答をご記入の上、専用応募フォーム・はがきのいずれかでお申し込みください。

◎はがき
 【あて先】 〒110-8711 台東区上野公園9-83
       上野動物園 教育普及係「干支の講演会2016」

応募締切 2016年1月7日(木)必着

※応募者多数の場合は抽選とし、2016年1月16日(土)までに、当選の方にのみ参加証の発送をもってお知らせいたします。

※本講演会当日に限り、参加証を上野動物園の各門で提示することで、午前中の開園時間に入園し、東園・サル山のニホンザル等を見学することができます。

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