催し物
9/23 多摩動物公園の動物慰霊祭
 └─2023/09/14
 多摩動物公園では、2022年9月から2023年8月までの1年間に死亡した動物たちのために、「動物慰霊祭」をおこないます。
日時 2023年9月23日(土・祝) 13時30分~14時

場所 動物慰霊碑前
   ※悪天候時は場所を変更することがあります。

内容
 (1)園代表あいさつ
 (2)主な慰霊動物の紹介
 (3)代表慰霊動物(インドサイ「ター」)への弔辞
 (4)職員と当日来園された方からの献花(花は当園で用意します)

代表慰霊動物
インドサイ「ター」

【主な慰霊動物】
動物種名名前性別死亡年齢死亡日飼育期間エピソード
ニホンコウノトリ左茶右緑オス37歳2023年
3月30日
37年9ヵ月1985年に中国から来園。国内で絶滅したニホンコウノトリの復活に大きく貢献してくれました。37歳は同月4日に兵庫県立コウノトリの郷公園で死亡した国内最高齢個体と同齢でした。
クロツラヘラサギ右緑メス35歳2023年
1月11日
33年9ヵ月1989年に多摩動物公園でクロツラヘラサギの飼育を開始した時に来園した個体です。世界で初めて飼育下繁殖に成功した個体で、たくさんの子孫を残してくれました。35歳は飼育下でのクロツラヘラサギの最高齢記録です。晩年は姉妹のように長年過ごした「白」と一緒にのんびりと過ごしていました。
ニホンイヌワシ小町メス30歳2023年
3月13日
26年11ヵ月1993年に秋田県で保護され、1996年に来園しました。1998年から繁殖に成功し、多くの子孫を残して、イヌワシ個体群形成の礎となってくれました。ひときわ警戒心が強かった小町ですが、その姿は風格と威厳があり、最もイヌワシらしいイヌワシでした。
インドサイターオス26歳2023年
4月13日
24年6ヵ月1998年にスイスのバーゼル動物園より来園。ひときわ大きな体をしていました。気持ちよさそうに運動場でシャワーを浴びている姿はみなさまの記憶にも残っているのではないでしょうか。
レッサーパンダ花花
(ファンファン)
メス23歳2022年
9月8日
21年3ヵ月2001年に1歳で来園しました。色白のお嬢さんでしたが、その後たくましく11頭の子の母となり一時代を築きました。23歳は、これまで国内で飼育されたレッサーパンダのメスの中で最高齢です。晩年は穏やかでマイペースに過ごしていました。
ライオンケイコメス20歳2023年
1月31日
20年9ヵ月3度の繁殖に貢献してくれました。現在の群れは、ケイコの子どもたちで構成されています。ライオン園のメスのまとめ役として活躍し、展示から引退しても群れのメンバーに慕われていました。
ゴールデンターキンオーキメス17歳2022年
12月23日
17年9ヵ月3頭を出産し、立派に育てた母親でした。展示場でのんびりと反芻している姿が思い出されます。
コツメカワウソゴンタオス16歳2023年
5月7日
15年1ヵ月多摩動物公園で初めて飼育するコツメカワウソのオスでした。相方のメスのカワちゃん(2021年死亡)との間で繁殖も順調で、一時期は大家族の主にもなりました。そんなゴンタも初めて運動場に出した時、隠れ場として置かれた箱から出てこない臆病な性格でした。
ニホンアナグマ熊之助オス13歳2023年
1月6日
13年2ヵ月夜動くアナグマを朝、運動場に出すのは一苦労でした。特に、鈴は臆病なところがあり、一度外に出たと思ったら、戻ってきていたことがありました。それに気づいたのが昼過ぎで、飼育係を驚かせました。
メス12歳2023年
8月6日
12年2ヵ月
ニホンザルニシキタケメス27歳2023年
5月22日
27年1ヵ月娘のミミイカとは顔や体形、やや薄い褐色の体毛などがよく似ていました。この親子は一緒にいることが多く、ニシキタケがミミイカに毛づくろいする姿が印象的でした。
サクラタケメス26歳2023年
2月19日
26年10ヵ月亡き母親のリリアンは多産で、生涯14頭の子を生みました。その第2仔であるサクラタケは、マテガイ・マツテン・マツムシソウ・マンサクと、4頭の仔を育てました。
タスマニアメス23歳2022年
9月2日
23年5ヵ月他個体との闘争が多かった個体で、2018、2019年にはそれぞれ半年以上にわたって負傷を繰り返しました。その合間、2019年3月に20歳と高齢で生んだ娘のヤヨイが無事育っています。
タイリクオオカミロイオス15歳2023年
1月20日
15年8ヵ月兄弟の中でリーダー的な存在でした。晩年は元気に過ごしていましたが突然のお別れになりました。
ロキオス14歳2023年
1月14日
14年8ヵ月兄弟の中でやんちゃなオオカミでした。晩年は寝たきりになり、担当者が触っても反応することがありませんでしたが、好きな食べ物は最期まで食べたがっていました。
メロメス14歳2022年
11月14日
14年6ヵ月臆病な性格でしたが、おてんばな一面もあるオオカミでした。兄弟のセロやネロと遊びたくてじゃれついていたのが印象に残っています。
チーターカンガオス14歳2023年
1月12日
13年2ヵ月2017年に死亡したキキョウと非常に相性がよく、2度の繁殖に成功し、多摩のチーターの個体群の維持に多大な貢献をしてくれました。若い頃は、やや神経質な面もありましたが、晩年は穏やかに過ごしていたのが印象的です。
シュレンオス10歳2022年
12月29日
10年2ヵ月オスのチーターは成獣になるとあまり遊ばなくなる傾向が強いですが、シュレンは兄弟のイブキとよく放飼場で追いかけっこをして遊ぶ活発な個体でした。寝室の扉を開けるとすぐに帰ってくる姿も印象的でした。
カケルオス14歳2022年
10月7日
11年10ヵ月2008年に生まれたカケルは、多摩では16年ぶりとなる子どもで、公開の際には多くの来園者を楽しませてくれました。兄弟のカイとは、寝室ではもちろん、放飼場でも近くにいることが多く、仲の良い兄弟でした。
鳥インフルエンザ、及びその対策のため死亡した鳥類
(7種、32羽)
2023年2月11日~2月23日


(2023年09月14日)



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