催し物
6/22-7/31むちゅうになるなかまたち──「ちゅう学校」へのお誘い
 └─ 2020/06/20

2020年6月20日追記:多摩動物公園は2020年6月4日に再開園した後も、新型コロナウイルス感染症対策として干支の企画展を休止していましたが、6月22日(月)から再開します。開催にあたっては安全に十分考慮し、一部の展示を変更します。ご了承ください。

 期間 2020年6月22日(月)~7月31日(金) 9時30分~16時30分
 場所 ウォッチングセンター1階



 今年(2020年)の干支は子(ネズミ)。みなさんも一度は目にしたことのある生きものだと思います。

 多摩動物公園は現在、新型コロナウイルス感染症への対応として2020年5月6日まで臨時休園(5月7日は通常の休園日)ですが、昨年末からスタートした干支の企画展「ちゅう げっ歯類展──むちゅうになるなかまたちPART2」は 2020年6月2日(火)までの開催を予定しています 2020年6月22日(月)〜7月31日(金)に変更します

 げっ歯類について学ぶことのできる学校「ちゅう学校」をコンセプトに、パネルや生きた個体を見て学び、体験して楽しめる企画展です。臨時休園の今、その一部をご紹介します。


「ちゅう学校」校門

 ネズミのなかまは齧歯類(げっしるい)に分類されます。齧歯類は全哺乳類の約40%を占め、私たち人間のすぐそばでもくらし、繁栄してきました。「齧」は「かじる」という意味をもつ漢字ですが、その名のとおり齧歯類はかじることが得意で、鋭く発達した前歯が特徴の一つです。

 しかし、片手に乗るハムスターから体長130センチ、体重60キロにもなるカピバラ、樹上で生活し、滑空するムササビや水辺でくらし泳ぐのが得意なビーバーなど、一口に「齧歯類」と言ってもその形や生息環境はさまざまです。

 「ちゅう げっ歯類展」ではアカネズミ、ハタネズミ、ハツカネズミ、ラット、マウス、パンダマウスを展示しています。これらの動物たちを実際にくらべてみると、大きさや色、体のつくりが異なることがわかります。また、生体展示のひとつとして、イベント「モルモットの運動時間、マウスの遊び時間」でモルモットとマウスの動きの違いを見ることができます。モルモットが比較的じっとしているのに対して、マウスは枝やロープを登ったりして垂直方向の運動も多く見られます。

「モルモットの運動時間」は終了しましたが、モルモット舎ではモルモットをご覧いただくことができます。
「マウスの遊び時間」は平日10時~11時にご覧いただくことができます。
※飼育管理の都合により展示を中止する場合がありますので、ご了承ください。


ラット
パンダマウス(ハツカネズミの品種)の生体展示

 ネズミと聞いて「小さくてかわいい!」と思う人もいれば、「病気を媒介して汚い」と思う人もいると思います。歴史的にはペストという病気を媒介したり農作物を食べたり、害獣として扱われることもある一方で、ふれあい体験の動物やペット、実験動物として人の生活に貢献してくれる存在でもあり、多様な側面があります。

 同じグループに属しながら、形態も生態も、人々が抱くイメージも、それぞれ多様な齧歯類のなかまたち。再開園の際は、げっ歯類に「むちゅう」になってみてはいかがでしょうか? みなさんが元気に「ちゅう学校」に登校してくださるのをお待ちしております。

〔多摩動物公園教育普及係 野中碧〕

(2020年04月17日)
(2020年06月20日:再開園後の開催予定を追記)
(2020年07月07日:開演時間の平常化に伴い時間を修正)


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