催し物
企画展示「色・彩──生物のいろとデザインの不思議」(10/1-12/1)、講演会「色が魅せる鳥の世界──飼育の鳥・野生の鳥」(11/15)開催
 └─2015/09/24

 多摩動物公園では、生物の色やデザインにスポットをあて、生物のさまざまな生存戦略について知識と関心を深める企画展示「色・彩──生物のいろとデザインの不思議」を開催します。
 生物の体の色や模様は、厳しい環境を生き抜くために役立っています。その色や模様がどのように役立っているかは、生きている環境や生活が深く関わります。生物の色や模様について知りながら、生物の多様性や環境の大切さについて考えてみませんか。
 また、講演会「色が魅せる鳥の世界──飼育の鳥・野生の鳥」も開催します。


ポスター


企画展示「色・彩──生物のいろとデザインの不思議」

期間 2015年10月1日(木)~12月1日(火)

時間 9時30分~16時30分

場所 ウォッチングセンター 展示ホール

展示内容
 解説パネルや標本展示などを用いて、色やデザインが関わる生物の生存戦略について3つのブースからご紹介します。

【とけこむ】
 生き物たちは、多くの場合、保護色または隠蔽色(いんぺいしょく)と呼ばれる環境にとけこむ色をもっていたり、姿形を周囲の環境に似せたりしています。多様な「とけこむ」動物について、多摩動物公園の生物を中心に紹介します。

【めだつ】
 自分の存在を環境に“とけこませる”とは反対に、環境の中で“目立たせる”ことで、生き抜く生物もいます。このような生物の色やデザインは、相手へ自分自身の存在について伝える効果があります。ここでは、生物にとって外敵など他種へ伝える方法と、重要な繁殖期に自分自身を同種の相手に伝える方法を紹介します。

【かわる】
 体色の変化は、生物が環境の変化や刺激を感じとることでおこります。ここでは、大きく2つに分けられる体色変化の仕組みを紹介します。

講演会「色が魅せる鳥の世界──飼育の鳥・野生の鳥」

日時 2015年11月15日(日)
   13時30分~15時

場所 ウォッチングセンター 動物ホール

定員 150名

内容
講演1「動物園で見られる鳥の色──色の変化や飼育の工夫」
 園内で飼育する鳥の色を利用した生活、その生活を維持するための飼育の苦労話、動物園で見られる鳥の色についてなどを紹介します。

 時間 13時30分~14時
 講師 神門 英夫(多摩動物公園 飼育展示課野生生物保全センター)

講演2「鳥類における色彩──発色メカニズム・色覚・生態における機能」
 野鳥における色の機能や発色の仕組み、性選択、野鳥の保全についてお話しします。

 時間 14時〜14時40分
 講師 森本 元(公益財団法人 山階鳥類研究所)

参加方法
 事前のお申し込みは不要です。入園料をお支払いの上、当日会場までお越しください。先着順にご入場いただきます。定員に達した場合、入場できない場合もありますがご了承ください。

(2015年09月24日)


ページトップへ