多摩動物公園では、北海道大学大学院農学研究院准教授長谷川英祐氏による講演会「働くアリ、働かないアリ」を開催します。
2011年から2020年は、国連において、国際社会が協力して生態系保全に取り組む「国連生物多様性の10年」と位置づけられています。そこで、当園でも、地球に暮らす様々な生物がどのような過程で多様な姿へと進化してきたのか、動物園で見ることができる生物を例にとりながらご紹介します。
今回は昆虫館がある当園ならではのお話として、「アリ」をテーマにした講演会を下記のとおり開催しますので、ぜひご応募ください。
日時 2012年6月23日(土)
13時30分~16時
場所 多摩動物公園 ウォッチングセンター内動物ホール
定員 200名
対象 小学5年生以上(小学生は保護者同伴)
内容
勤勉な働き者として知られるアリの「働くこと」に関して、北海道大学大学院農学研究院准教授長谷川英祐さんが、さまざまな観点からお話しします。
他の巣から“奴隷”を連れてきて働かせるアリ、他のコロニーを乗っ取り、自分は働かないアリなど。また、普通のアリでも1~2割ほどの働きアリはほとんど働かないが、そういうシステムが有利なのだという。「働き者のアリ」の意外な一面を紹介します。
応募方法
往復はがきに参加希望者全員の氏名・年齢と代表者の住所・氏名・電話番号、返信面に代表者の住所・氏名を明記のうえ、下記あて先までお送りください。
なお、応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらず返信します。
<あて先>
〒191-0042 日野市程久保7-1-1
多摩動物公園「動物園講演会」係
<締切>
2012年6月9日(土)(消印有効)
・長谷川英祐氏プロフィール
1961年東京に生まれる。幼い頃から生き物好きで、大学、大学院では生物学を専攻。現在、北海道大学大学院農学研究院で動物生態学を研究。近著に「働かないアリに意義がある」(メディアファクトリー)。
写真:2011年のようす
◎関連ページ
・
都立動物園・水族園「生物多様性保全活動宣言」
◎参考リンク
・
環境省生物多様性センターによる「生物多様性」サイト
(2012年05月10日)