サイエンスカフェとは、科学の話題についてカフェのような場所で話題提供者と参加者が気軽に語り合う場。1998年にイギリスで開催され、世界的に広がりました。その後、ヨーロッパを中心として世界各地に広がり、2004年ごろから日本でも開催されるようになりました。
多摩動物公園では、2009年から、飼育職員や獣医師による動物園ならではのお話と参加者のみなさんと気楽に意見交換をするサイエンスカフェ、その名も「サイエンズーカフェ」を開催してきました。
今年のテーマは「動物園の仕事について語る──昆虫から動物の移動まで」。動物飼育だけではない動物園での業務について、その仕事にかかわってきた職員がお話をします。土曜の午後のひとときを、ゆっくりお楽しみください。
以下のとおり、第1回〜第5回の参加者を募集します。ご応募をお待ちしています。
日時
第1回 2012年1月21日(土)
第2回 2012年2月4日(土)
第3回 2012年2月18日(土)
第4回 2012年3月3日(土)
第5回 2012年3月17日(土)
各回13時30分~15時30分
場所 多摩動物公園ウォッチングセンター「動物ホール」
または、昆虫園「多目的ホール」
定員 各回15名(16歳以上)
参加費 1人300円(軽飲食代)
※入園料が別途必要となります。
応募方法
往復はがきに、参加希望日・参加希望者の氏名・年令・住所・連絡先電話番号を明記し、返信面に住所と氏名を記入して、
〒191-0042 日野市程久保7-1-1
多摩動物公園「サイエンズーカフェ」係
までお送りください。
はがき1枚につき、応募は1名まで。応募多数の際は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。
締切
・第1、2回:2012年1月12日(木)消印有効
・第3、4、5回:2012年2月10日(金)消印有効
◎2012年のサイエンズーカフェ予定
(タイトルや内容は変更になる場合があります)
第1回 2012年1月21日(土)
動物園で護る──野生動物の保全
語り:野生生物保全センター長 小林和夫
現在、多くの動物が絶滅の危機にあり、動物園でも保全が重要な課題になっています。トキやツシマヤマネコなどの例をもとに動物園の保全への取り組みについてお話しします。
第2回 2012年2月4日(土)
鳥の世界──トキを飼育して
語り:野生生物保全センター 杉田平三
鳥インフルエンザなどの危険分散のため佐渡以外の場所で初めてトキの飼育に関わり、その飼育の苦労話や長年の動物飼育についてお話しします。
第3回 2012年2月18日(土)
冬でも生きている!──昆虫実験教室
語り:昆虫園展示係 田畑邦衛
昆虫園で飼育している昆虫を使った観察と実験をとおして、不思議な昆虫の世界を探ります。
第4回 2012年3月3日(土)
動物園で動物を飼う──飼育係の仕事
語り:北園飼育展示係長 細田孝久
動物園で働いてきた中で、これまで経験してきた動物の生態や動物園についてお話しします。
第5回 2011年3月17日(土)
人に伝える──飼育と集客
語り:昆虫園展示係 田口宗一
獣医師として動物の治療、昆虫飼育の経験、また教育普及活動と幅広い経験をしてきました。このような経験をもとに動物園での来園者対応などについてお話しします。
写真:サイエンズーカフェのようす
(2011年12月22日)
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