催し物
6/18 高校生・大学生向け講座「海の学び舎」第1回「食べろ、そして食べられるな──貝の日常」開催!(※募集終了しました)
 └─2017/05/30

 葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やフィールドで活躍するナチュラリストが、海や川の環境やそこにくらす生き物のおもしろさ、またそれらを探求し、研究することの楽しさを紹介する、高校生・大学生向けのシリーズ講座「海の学び舎」を開催いたします。

 今年度は全3回のシリーズで、水族園のお勧めする観察の「視点」をテーマに取り上げます。
 生き物を観察するとき、ある視点を持って観察すると、生き物の適応や多様性がよく理解できます。水族園がお勧めするのは「泳ぐ(移動する)」「食べる」「身を守る」「繁殖する」の4つの視点。どれも「生きていく」ために大事なことばかり。

 第1回目は「食べる」「身を守る」という視点で、貝の仲間のくらしを紹介します。
 前半で講師の方のお話、後半でお茶を飲みながら参加者も交えた談話会を予定しています。高校生・大学生の皆さん、ぜひご参加ください。

トゲによる防御
(ホネガイ:フィリピン産)
多毛類に群がるアラムシロガイ
(千葉県木更津産)

シリーズ第1回「食べろ、そして食べられるな──貝の日常」

日時   2017年6月18日(日) 13時30分~16時30分
     ※午前中に水槽で展示している多様な貝の姿を観察してから、午後の講演に参加していただきます。
      水槽の貝観察は自由観覧としますので、ご都合のよい時間にご来園ください。
場所   葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム
対象   高校生・大学生
定員   30名
参加費  無料(入園料も無料となります)

内容
 ◆生きていくために その1「食べろ、そして食べられるな──貝の日常」
  佐々木猛智氏(東京大学総合研究博物館 准教授)

【要旨】
 貝の仲間の特徴は、何といっても硬い貝殻。貝は身を守るために自ら強固な貝殻をつくり、何らかの防御機構を発達させています。一方で、貝類は種数、個体数ともに多いため、他の生物の餌としても重要で、捕食者には貝殻による防御を打ち砕くための戦略があり、今も生存競争が繰り広げられています。
 また、貝類は、藻食、肉食、雑食、腐肉食、プランクトン食と食性はさまざまで、共生、寄生など、生き方も実に多様です。今回は「食べる」「身を守る」という視点から、貝類のくらし、そのおもしろさについて紹介します。
【プロフィール】
 1968年山口県生まれ。東京大学総合研究博物館准教授。東京大学理学系研究科地球惑星科学専攻併任(地球生命圏科学グループ)。東京水産大学卒業。東京大学理学系研究科地質学専攻博士課程修了。博士(理学)。専門は貝類の分類学、解剖学、古生物学。
 主な著書に「日本近海産貝類図鑑」(東海大学出版会、共著)、「貝類学」(東京大学出版会)、「貝の博物誌」(東京大学総合研究博物館)など。

佐々木猛智氏
応募方法
 Eメールで以下のとおりお申し込みください。先着順で受け付けます。

 kasai_manabiya@tokyo-zoo.net宛に、件名を「海の学び舎」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

 【締 切】 定員になり次第締め切ります。 ※募集終了しました。
       ※定員に満たない場合でも、2017年6月16日(金)までといたします。

※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
 また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

協力機関 東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター

(2017年05月30日)
(2017年06月02日更新)
(2017年06月17日更新)


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