催し物
11/16 高校生向け講座「海の学び舎」第3回 参加者募集(※締め切りました)
 └─2014/10/23

 葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やフィールドで活躍するナチュラリストが、海や川の環境やそこにくらす生き物のおもしろさ、またそれらを探求し、研究することの楽しさを紹介する、高校生向けのシリーズ講座「海の学び舎」を開催しています。
 前半で講師のお話、後半でお茶を飲みながら参加者も交えた談話会を予定しています。今年の第3回を以下のとおり開催します。高校生のみなさん、ぜひご参加ください。

日時  2014年11月16日(日) 13時30分~16時

内容
 タイトル:「バイオロギングで探るペンギンのくらし ─生態研究の最先端─」
 講  師: 高橋 晃周(あきのり)氏 (国立極地研究所准教授)

【プロフィール】
 1973年京都市生まれ。総合研究大学院大学数物科学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会海外特別研究員(英国南極調査所)などを経て、現在は国立極地研究所准教授(総合研究大学院大学併任准教授)。専門は動物生態学。南極・亜南極域で過去9回にわたりペンギンの野外調査を行ってきた。
主な著書に「バイオロギング ─『ペンギン目線』の動物行動学─」(成山堂書店・共著)、「動物たちの不思議に迫るバイオロギング」(京都通信社・共著)など。

【要旨】
 バイオロギングという言葉を耳にしたことがありますか? 野生動物に小型の記録計や発信機を取り付けて、行動や生態を調べる手法のことです。直接観察することが難しい、潜水する動物などを調べるために、日本の研究者たちが世界に先駆けて開発してきた研究手法です。
 私たちの研究グループでは、このバイオロギング手法を使って南極に生息するペンギンの生態を調べています。最近では、小型のビデオカメラをアデリーペンギンに取り付け、「ペンギン目線」で水中での餌取りの様子を詳しく明らかにすることができました。水族館で人気の高いペンギンたちですが、野生でのペンギンの生態解明はまだはじまったばかり。今回の講演では、バイオロギングを使ったペンギンの生態研究の最先端を、南極での調査生活の話などもまじえながら紹介します。

場所  葛西臨海水族園 本館2階 レクチャールーム
対象  高校生
定員  30名
参加費 300円(飲み物、お茶菓子などの実費分)



高校生向け講座「海の学び舎」第3回チラシ

※チラシのPDFデータをダウンロードする場合は、こちらをクリックしてください。

応募方法
 往復はがき、またはEメールで以下のとおりお申し込みください。
 ※応募者多数の場合は抽選をおこない、当落にかかわらずお知らせします。

○往復はがき
 希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入のうえ、以下のあて先までお送りください。

 【あて先】〒134-8587 江戸川区臨海町6-2-3 葛西臨海水族園「海の学び舎」係
 【締 切】2014年11月7日(金) 11月10日(月)必着

○Eメール
 manabiya2014@tokyo-zoo.net あてに、件名を「海の学び舎」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。(特に、携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。)

 【締 切】2014年11月7日(金) 11月10日(月)送信分まで有効


写真上:高橋 晃周氏 研究対象のペンギンと
写真下:今回の主役アデリーペンギン

(2014年10月23日)



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