催し物
4/13「文化園──春のリスまつり」特別企画講演会「森のどうぶつ・リスはとってもおもしろい!」(※募集を締め切りました)
 └─ 2019/03/14

 井の頭自然文化園では、ニホンリスの展示施設「リスの小径」が今年5月にオープン30周年を迎えるのに合わせて開催中の「文化園──春のリスまつり」特別企画として、「森のどうぶつ・リスはとってもおもしろい!」を開催します。

 この講演会では、国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所の田村典子氏をお招きし、森に生きるために適応した興味深いニホンリスの生態について紹介していただきます。また、当園におけるニホンリスの飼育と繁殖の取組みについても報告します。多くの方々のご参加をお待ちしております。

ニホンリス
日時  2019年4月13日(土) 13時30分~16時

場所  動物園(本園)資料館2階

対象  どなたでもご参加できます

定員  60名

参加費 無料(入園料も無料となります)

内容
◆講演1「井の頭自然文化園におけるニホンリスの飼育と展示」
 井上智右(井の頭自然文化園 飼育展示係)

◆講演2「ニホンリスのくらしと森、そして私たち」
 田村典子 氏(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所)

【要旨】
 リスは5000万年前という太古の昔から現在まで、ほとんど姿かたちが変わらず、そのくらしぶりもほとんど変わっていないと考えられています。そのため、リスは森にすむ「生きた化石」と言われます。
 なかでもニホンリスは、世界中で日本の本州・四国にしか生息しない貴重な生き物です。ニホンリスは太古の昔から、日本の森の中で食べものをとり、子どもを残し、生き続けてきた驚くべき知恵にあふれています。その行動や生態を知ることによって、日本の森林の変化、そして本来あるべき姿を理解することができるはずです。
 ニホンリスの行動や生態について、そして私たち人間の暮らしとリスの生息環境の関わりについて紹介します。

【田村氏プロフィール】
 1960年、東京都生まれ。博士(理学)。国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所多摩森林科学園研究員で、教育的資源研究グループ長を務める。
 国内外のリス類を対象として、配偶戦略や利他行動などの行動生態、生息地の分断化や外来種問題などの保全生態、動物と植物の相互作用や局所的適応などの進化生態といった動物生態学の研究に取り組む。
 主な著書として『リスの生態学』(東京大学出版会、2011年)、『日本の外来哺乳類』(東京大学出版会、分担執筆、2011年)、『日本の哺乳類学①小型哺乳類』(東京大学出版会、分担執筆、2008年)、『Seed Fate』(CABI、分担執筆、2005年)、『森の野生動物に学ぶ101のヒント』(東京書籍、分担執筆、2003年)、『森の研究』(日本林業調査会、分担執筆、1996年)がある。

田村典子氏

応募方法
 Eメールで以下のとおりお申し込みください。

 risu2019@tokyo-zoo.net宛に、件名を「リス講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
 お申しみの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。

 ※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
  また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。

 【締 切】定員になり次第締切
      ※3月14日(木)から募集を開始し、先着順で受け付けます。
       定員に達した場合は、井の頭自然文化園ホームページでお知らせします。
       ※2019年4月10日(水)、定員に達したため募集を締め切りました。ご応募ありがとうございました。

(2019年03月14日)
(2019年04月10日:募集締切)


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