2018年3月10日（土）、井の頭自然文化園で「高碕賞」の表彰式と受賞記念講演をおこないます。表彰式は13時30分から開催。その後、受賞者による記念講演を開催します。事前のお申し込みは不要です。

　日時　2018年3月10日（土）13:30〜15:15（予定）　※13:00から受付開始
　会場　井の頭自然文化園 彫刻館B館（定員80名、自由席）


◎受賞記念講演（14:00）

「モグラの上にも三年──餌をめぐって試行錯誤」熊谷岳（多摩動物公園南園飼育展示係）約30分

　多摩動物公園のモグラを飼育するにあたって直面した栄養管理の難しさ。餌をめぐり、さまざまな課題と向き合い、試行錯誤を繰り返してようやくたどり着いた理想的なメニューとは？ 担当になってから工夫を続け、現在に至るまでの道のりをご紹介します。

「オオアナコンダはメスだけで子をつくるのか」坂田修一（上野動物園は虫類館飼育展示係長）約30分

　上野動物園で8年間単独で飼育していたオオアナコンダの体の中から見つかった予想外のもの……。飼育記録を活用し、大学や他の動物園などにも協力してもらいながら、世界で初めて遺伝的に明らかにできたオオアナコンダの知られざる生態についてお話しします。

◎動物園ニュース特別編（15:00）

「最近の井の頭自然文化園の話題いろいろ」日橋一昭（井の頭自然文化園園長）約15分
　※最近の井の頭自然文化園の話題を園長がお話しします。

　「高碕賞」は、動物園の発展振興に尽力した東京動物園協会第二代会長、故・高碕達之助氏（1885～1964、経済企画庁長官、通産相）を顕彰し、1965年に制定されました。東京動物園友の会の雑誌「どうぶつと動物園」に掲載された記事や写真を対象に、動物園事業の発展振興、動物愛護精神の普及にとくに寄与したと認められたものに贈られます。

※モグラの記事は「どうぶつと動物園」2017年夏号掲載。オオアナコンダの記事は「どうぶつと動物園」2017年秋号掲載です。

　友の会の会員にかぎらず、一般の方もどうぞご参加ください。参加費は無料（入園料はかかります）、お申し込みは不要です。

（2018年03月02日）