催し物
9/6 講演会「人と自然の関係性を考える──日本人の自然観から見えるもの」(※募集終了しました)
 └─2014/07/10

 井の頭自然文化園では、国際日本文化研究センター名誉教授安田喜憲氏と盛岡市動物公園長辻本恒徳氏をお招きして、講演会「人と自然の関係性を考える──日本人の自然観から見えるもの」を開催します。
 日本人は自然に対して親近感を感じるとともに、厳しい存在であるという認識も持っています。いま、自然環境の破壊が進んできている中で、我々は、日本人の自然観をどうとらえ、今後どうしていくのかを見つめ直す必要があります。動物園という、動物と人との非常に近い接点を持っている場を通して、何ができるかを考えたいと思います。ぜひご参加ください。

講演会の概要

日時 2014年9月6日(土) 13時30分~16時30分
場所 井の頭自然文化園 動物園(本園)彫刻館B館
定員 100名
対象 小学校高学年以上

内容

1.講演「蛇と日本人」 講師:安田喜憲(国際日本文化研究センター名誉教授)

◎要旨
 蛇と日本人は深いつながりを持っている。蛇が化物にされた西洋と異なり、日本では蛇は神様だった。蛇を神様として崇拝する心の中に動物と人間の共生の姿を探る。

◎講師略歴
 東北大学大学院理学研究科修了。理学博士。国際日本文化研究センター教授、東北大学大学院教授などを歴任。スウェーデン王立科学アカデミー会員。著書に『蛇と十字架』(人文書院)ほか多数。


2.講演「みちのく岩手の野生動物と自然観」 講師:辻本恒徳(盛岡市動物公園 園長)

◎要旨
 近年、山の動物たちが人里に出てくるニュースが増えている。なぜ、森の動物たちが里におりて来るのか。人と動物の暮らしに境はあるのか。人と自然、そして動物を深く見つめた宮澤賢治を生んだ岩手で調査研究する演者が、野生動物の現状から見えてくることを紹介する。

◎講師略歴
 岩手大学農学部獣医学科卒業。動物公園獣医師として25年間勤務しながら、岩手の野生動物保全のための調査研究や有害鳥獣対策などにも取り組む。


3.鼎談「日本人の自然観から見えてくるもの」

 講師のお二方と、当園園長・成島悦雄の3名で、動物や植物はもとより、水や土、山にも「いのちをみる」日本人の自然観に基づいて、動物園はどうあるべきかについて考えます。
  

応募方法

 往復はがき、またはEメールでお申し込みください。
 ※応募者多数の場合は抽選を行い、当落にかかわらずお知らせします。

◎往復はがき
 希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を明記し、返信面に代表者の住所・氏名を記入のうえ、以下のあて先までお送りください。

 【あて先】 〒180-0005 武蔵野市御殿山1-17-6 井の頭自然文化園「人と自然講演会」係
 【締 切】 2014年8月23日(土)消印有効

◎Eメール
 hito-shizen2014@tokyo-zoo.net あてに、件名を「人と自然講演会」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。(特に、携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。)

 【締 切】 2014年8月23日(土)送信分まで有効


写真:アオダイショウ

(2014年07月10日)



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