企画展「草原の小さな住人 カヤネズミ──身近な自然を見つめ、調べ、支えてゆく」
みなさんは、カヤネズミを知っていますか? おとなの手の親指ほどの大きさしかない日本一小さいネズミです(写真)。河原や里山の「カヤ原」といわれる草原に、「まり」のような巣をつくってくらしています。カヤネズミのすむ「カヤ原」は、この半世紀で大きくへってしまった環境のひとつです。河原はコンクリートに変わり、原っぱにはビルや駐車場が……。
2014年7月3日(木)〜29日(火)、全国でおこなわれている市民調査の結果をもとに、カヤネズミのすむ草原の「いま」を伝える企画展「草原の小さな住人カヤネズミ──身近な自然を見つめ、調べ、支えてゆく」を多摩動物公園で開催します。
会場ではカヤネズミの生態について解説するとともに、草原の生き物の写真パネルを展示します。カヤネズミのイラスト塗り絵など、お子さんも楽しめる企画展です。また、全国でおこなわれている「モニタリングサイト1000里地調査」など、市民調査の結果もポスター展示します。
※PDFチラシのダウンロードはこちらをクリックしてください(約2.3MB)
会期 2014年7月3日(木)〜29日(火)
会場 多摩動物公園ウォッチングセンター展示ホール
シンポジウム「守りたい、カヤネズミのすむ草原」
2014年7月19日(土)にはシンポジウム「守りたい、カヤネズミのすむ草原」を開催します。カヤネズミやその生息環境の危機的な状況について、市民調査の成果をお伝えするとともに、これからの草地保全のあり方について考えます。
日時 2014年7月19日(土)13:00〜16:30
会場 多摩動物公園ウォッチングセンター動物ホール
定員 150名(申込先着順)
内容 「市民が調べ、見守り、支える里やま」後藤なな(日本自然保護協会)
「カヤ原の小さな住人 カヤネズミ」畠佐代子(全国カヤネズミ・ネットワーク)
「神奈川県のカヤネズミ全域調査でわかったこと」
青木雄司(モニタリングサイト1000里地調査検討委員)
「横浜市最後の生息地 瀬上沢での現状と課題」中塚隆雄(瀬上さとやまもりの会)
「次の世代につなぐ、生きものたちがにぎわう川原」辻淑子(川原で遊ぼう会)
「カヤネズミの飼育展示と都立動物園の保全への取り組み」横田利明・秋川貴子(多摩動物公園)
「総合討論」
申込方法 Eメール、FAX、電話で「お名前」「ご住所」「所属」をお伝えください。
※「所属」は、教育機関、研究機関、保全活動や生物の研究調査等に関連するNPO法人や団体などに
勤務されている方などの場合のみご連絡ください。
Eメール: satoyama★nacsj.or.jp(★はアットマーク)
FAX: 03-3553-0139
電話: 03-3553-4104(平日10:00〜18:30)
問合先 日本自然保護協会 カヤネズミシンポジウム係
(〒104-0033 東京都中央区新川1-16-10 ミトヨビル2F)
締切 2014年7月13日(日)※ただし、定員150名に達ししだい締め切ります。
主催:日本自然保護協会
共催:全国カヤネズミ・ネットワーク、公益財団法人東京動物園協会 多摩動物公園
後援:環境省自然環境局生物多様性センター
(2014年06月01日)