催し物
3/14-5/7「北極南極展──ようこそ! 氷のワンダーランドへ」開催
 └─葛西  2013/02/14

 地球の最果ての地、極地と呼ばれる北極と南極。そこは、厳しい寒さと極端な昼夜が訪れる場所です。雪原が果てしなく続き、ブリザードが吹き荒れ、生き物にとってはとても過酷な環境です。
 しかし、それぞれの地には、陸上にもそして海の中にも、意外と多くの生き物たちがその厳しい環境に適応しながらくらしているのです。
 葛西臨海水族園では、これら極地の海の生き物たちと彼らがくらす環境を紹介する企画展を開催します。おぼろげな「北極」「南極」のイメージを、確かな知識に変えてみませんか。

日時 2013年3月14日(木)~5月7日(火)

場所 葛西臨海水族園 本館2階レクチャールーム

内容 
 当園は世界的に見ても稀な「北極南極の生物を同時に見られる水族館」です。本企画展では北極、南極にすむ海の生き物たちを、その過酷な環境とともに紹介します。

1.北極の魚・南極の魚(生体展示) 
 当園では開園時より、極地での生物採集および展示をおこなうとともに、これまで8種もの生物の繁殖にも成功しています。
 今回は、水温を1℃付近に保つ水槽を会場内に設置し、当園生まれの北極の魚「ハーフバードパウト」と南極の魚「アンタークティックスパイニープランダーフィッシュ」を展示します。
 北極や南極にくらす魚たちは成長が遅いものが多く、今回展示の2種はともに2年以上前に産まれた子供たちを予備の水槽で大事に育ててきたものです。

2.極地にくらす生き物たち(標本展示) 
 極地の海にくらす生物の標本を展示し、極寒の環境に適応した体の工夫などを紹介します。

<展示予定生物>
 コウテイペンギン、ホッキョクグマ、アンタークティックトゥースフィッシュ(ライギョダマシ)など。

3.体験コーナー「極地の海にチャレンジ!」 
 当園の極地の生物は、水温約1度の水槽で飼育されています。極地の生物がどんな環境で生きているのか、実際に水温1度の水に手を入れ、極地の海の過酷さを体験できるコーナーを設置します。極地の海の生物が、実は手が痛くなるくらい冷たい過酷な水温の中でくらしているということをぜひ体感してください。

4.北極・南極の紹介(映像・パネル展示) 
 流氷が浮かぶ極地の海で、水族園スタッフが生物を採集するようすを紹介し、その際に撮影した貴重な水中映像を上映します。
 また、極地の厳しい環境、観測や探検の歴史、オーロラや白夜など極地ならではの気象現象、合わせて極地で見られる地球温暖化の影響などもパネル等で紹介します。

5.企画展スペシャルドリンク (写真下)
 レストラン「シーウィンド」で、本企画展に合わせて新メニュー「北極のオーロラソーダ」(350円)、「南極のオーロラソーダ」(350円)を2013年3月14日から、期間限定で販売します。


写真上:南極の魚「アンタークティックスパイニー
    プランダーフィッシュ」
  中:北極での採集のようす。水温は約1度!
  下:カラフルでおしゃれな「オーロラソーダ」。
    どちらが北極で、どちらが南極か分かります
    よね?

(2013年02月14日)



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