井の頭自然文化園水生物館で、特設展示「井の頭池のむかし 今 これから」を開催します。
むかしの井の頭池は、豊富な湧き水に支えられ、水は透きとおって池底まで見え、多種多様な生き物がみられる豊かな池でした。しかし今の井の頭池は、いつも濁っており、水面を覆っていた水生植物も今はほとんど見られません。かつて見られた生き物の多くは姿を消し、コイやブルーギル、ミシシッピアカミミガメなど、新たに持ち込まれた生き物ばかりが目につきます。
特設展示では、井の頭池のむかしと今のようすを、生物の展示とともにパネルで紹介し、なぜ変わってしまったのかを伝えます。また、2011年に来園者の方を対象におこなったアンケート結果に沿った理想の井の頭池へ近づけるために、どのような対策が考えられるかを解説します。
会期 2012年11月16日(金)〜2013年2月11日(月)
場所 井の頭自然文化園水生物園(分園)水生物館
おもな展示生物:タガメ、ゲンゴロウ、ムサシトミヨ、オオクチバス、ブルーギル、ウシガエル、カミツキガメ、アメリカザリガニ。
写真上:大正12年当時の井の頭池
写真下:昭和初期のころの池
(2012年11月16日)
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