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サル山の最上部の展示を開始します
 └─2025/11/18
 上野動物園のサル山は、老朽化に伴う施設再整備のため、2024年11月19日に92年間という長い歴史に幕を下ろしました。

 建設当時の最先端技術で造られた大きな擬岩(岩を模して造られた構造物)は、動物の生息環境を再現しようと試みた展示として、日本の動物園における「サル山形式展示」の先駆けとなりました。そして最後の約15年間は、国の天然記念物である北限のサル「下北のサル」を展示し、野生のニホンザルの現状を伝える役割も果たしました。92年間、建設当初の姿から大きく変わることなく、「上野のサル山」は多くの方々に親しまれてきました。
 
 このたび、長年にわたり上野動物園を見守ってきたサル山の歴史を未来へつなぐ象徴として、サル山の擬岩の最上部を移設し、保存・展示することになりました。ぜひ間近で、サル山の思い出とともにご覧ください。


展示されるサル山最上部

 展示開始日 2025年11月18日(火)
 展示場所  東園 さるやまキッチン前

(2025年11月18日)


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