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キリン「リンゴ」の屋内展示について
 └─ 2025/03/21(05/18追記)
2025年5月18日追記:

 2025年4月14日、キリン「リンゴ」に麻酔をかけ、検査および削蹄を実施しました。麻酔の処置、そして検査と削蹄は、すべて無事に終了しました。

 しかし検査の結果、リンゴの右前肢の蹄骨(蹄の中にある骨)に骨折が確認されたため、治療として「靴」を履かせることになりました。また、左前肢には蹄骨炎が認められました。今後は、動物の健康管理を目的としたトレーニングをおこない、蹄を定期的にチェックし、必要に応じて鎮静、麻酔下での治療を実施します。

 なお、今回の処置は海外の専門家を含む多くの方々にご協力いただきました。



 上野動物園のキリン「リンゴ」(メス)の屋内での展示が、当面のあいだ見えにくくなります。

 リンゴは、数年前から蹄が伸びすぎるようになりました。蹄が自然に削れるよう、地面に火山礫を敷くなどの対策をおこなってきましたが、最近になって蹄の状態の悪化が著しいことから、治療のため麻酔をかけて検査と削蹄を実施することとしました。

 麻酔を安全におこなうために部屋を入れ替え、リンゴは屋内観覧通路から見て一番左側(クロサイ側)の部屋に移動しました。また、室内の壁面をクッションで覆うなどの準備を進めています。

 麻酔・治療が終了するまで、しばらくはリンゴが見づらくなってしまいますが、どうぞご了承ください。

(2025年03月21日)
(2025年05月18日:検査と削蹄実施について追記)



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