催し物
9/18-29 2024年の動物慰霊祭について
 └─ 2024/09/12
 上野動物園では2024年9月19日(木)の開園時間前に、この1年間に死亡した動物たちへ感謝の気持ちを表す「動物慰霊祭」をおこないます。

 園職員のみで実施いたしますが、慰霊祭のようすは後日ウェブサイトで紹介するとともに、東園・慰霊碑周辺に9月18日(水)~9月29日(日)まで代表慰霊動物のパネルを設置します。みなさまにおかれましても、それぞれ思い出深い動物たちを偲んでいただければ幸いです。

代表慰霊動物の紹介

設置期間 2024年9月18日(水)〜9月29日(日)
設置場所 東園・慰霊碑周辺

代表慰霊動物

動物種名愛称性別死亡時
年齢
死亡日飼育期間エピソード
カリフォルニア
アシカ
カコメス29歳2023年
10月22日
28年3ヵ月1995年7月5日に来園しました。オス(ジョン)ととても相性がよく、たくさんの子をもうけました。子どもたちは全国の動物園や水族館で飼われ、カリフォルニアアシカの魅力を伝えたり、子どもたちを残したりして活躍しています。
フォッサベザオス推定19歳2024年
3月24日
14年2ヵ月2010年1月に来園し、アイアイの森にオープン直後からくらしていました。いつも活発に放飼場内を走り回っており、元気な姿を見せていました。バックヤードで作業をしている職員を小窓からのぞいている仕草や、寝床のわらを交換したあとに、お腹を上にして気持ちよさそうに眠っているようすなどが、職員だけでなくお客さまからも大人気でした。たくさんの思い出をありがとう。
ケープペンギン236オス20歳2024年
4月7日
20年上野動物園で生まれ育った236は、222(メス)とペアを形成し、これまでに多くのひなを育ててきました。群れの中でも非常に印象深い個体であり、アジを上手にキャッチする姿や、大きな巣材をくわえて一生懸命運ぶ姿、仲睦まじく子育てする姿などが今でも鮮明に記憶に残っています。上野動物園の群れの中では、これからも彼らの子どもたちが新たな命をつないでいくことでしょう。
コツメカワウソケンオス推定6歳2024年
6月3日
5年10ヵ月お腹が減ると大声で飼育係を呼んでいたケン。お腹がいっぱいになるとごろごろしたり、麻袋の中で休んでいたりしたケン。麻袋と戦ってすぐにボロボロにしていたケン。泳ぎが得意だったケン。飼育係が運動場に掃除に入ると長靴に噛みつき、いくつも穴を開けたケン。たくさんの人に愛されていたケン。安らかに。
ベニイロ
フラミンゴ
上黄下メタリック緑メス20歳以上2024年
6月20日
20年7ヵ月2003年10月27日に、羽村市動物公園から来園しました。飼育係は、脚に黄色とメタリック緑色のリングをつけて、群れの中で見分けていました。2009年には自分の産んだ卵の成長が途中で止まってしまったあと、代わりに、ほかのペアが抱くのをやめてしまった卵をあたためて、無事にひなを育ててくれました。繁殖にかける情熱に感心したことは、今でも忘れられない思い出です。
ブタ(アヨー)カマデーメス16歳2024年
6月25日
15年7ヵ月少なくなりつつある日本在来の家畜の存在を伝えるために、はるばる沖縄からやってきたカマデー。水たまりや段差はとても慎重に歩いていました。たくさんの人に見守られながら闘病生活も頑張りました。やさしい顔つきで、たくさんの人を笑顔にしてくれたカマデー、いままでありがとう。
クビワペッカリーミイメス19歳2024年
8月18日
18年5ヵ月2004年に伊豆シャボテン動物公園で生まれ、2006年の3月にアイとマイといっしょに来園しました。そこから18年間、時々けんかしたりしながらも3頭なかよくくらす姿は、上野動物園のペッカリー3姉妹の次女として、たくさんの人たちに愛されていました。

(2024年09月12日)



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