上野動物園では、2018年の干支の動物であるイヌに焦点を当て、動物行動学の視点から紹介する講演会を開催します。
イヌは「人類の最良の友」と呼ばれます。しかし、イヌに最も近い野生種のオオカミは「恐ろしい」動物です。そんな動物からどうやって「最良の友」が生まれたのでしょう。考えてみれば不思議な話です。この謎に挑むため、今回は「吠え」と「遊び」に注目します。
「吠」という漢字は「犬」に「口」と書きます。そのとおりイヌはよく吠える動物ですが、オオカミはあまり吠えません。また、イヌはオトナになってからも人という別種の動物と仲良く夢中で遊ぶことができます。この「吠え」と「遊び」の中に、イヌが「人類の最良の友」になってきた秘密を解くカギがあるのではないでしょうか。
戌年の初めに、私たちの「最良の友」がどんなふうに生まれてきたのか、その不思議に思いを馳せてみませんか? この講演会は事前申込制となりますので、お誘い合わせのうえ、ぜひご応募ください。
日時 2018年1月21日(日) 13時~16時
場所 東京都美術館 講堂(東京都台東区上野公園8-36)
JR上野駅公園口から徒歩7分、上野動物園から徒歩3分
※上野動物園内ではありませんのでご注意ください。
対象 小学5年生以上(中学生以下は保護者同伴)
定員 200名
内容
◆1 都立動物園・水族園4園の園長による新年のご挨拶と、最近の4園のニュースのご紹介
① 福田 豊(上野動物園)
② 永井 清(多摩動物公園)
③ 日橋一昭(井の頭自然文化園)
④ 田畑直樹(葛西臨海水族園)
◆2 講演「オオカミから生まれた『人類最良の友』」
講師 藪田慎司氏(帝京科学大学 アニマルサイエンス学科教授)
【プロフィール】
京都大学大学院理学研究科で理学博士取得。「遊び」など脊椎動物の社会行動が主なテーマで、なかでもイヌの行動研究に力を注いでいる。ドッグトレーナーやイヌの飼い主に向けたセミナーや執筆もおこなっている。
主な著書は『動物と出会う(1)出会いの相互行為(共著)』、『イヌの動物行動学(監訳)』(東京大学出版会)、『言語と生物学(共著)』(朝倉書店)など。 |  藪田慎司氏 |
応募方法
はがきまたはEメールで以下のとおりお申し込みください。
○はがき
参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名(ふりがな)・電話番号、「質問1:この講演会を何で知りましたか?」及び「質問2:この講演会に関し、興味があること、または質問したいこと」への回答を明記のうえ、お申し込みください。
【宛 先】〒110-8711 台東区上野公園9-83
上野動物園 教育普及係「干支の講演会2018」
【締 切】2018年1月9日(火)必着
※募集終了しました。
○Eメール
etoinu2018@tokyo-zoo.net宛に、件名を「干支の講演会」とし、本文に参加希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名(ふりがな)・電話番号、「質問1:この講演会を何で知りましたか?」及び「質問2:この講演会に関し、興味があること、または質問したいこと」への回答を明記のうえ、お申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。なお、自動返信などによる確認メールの送信はありません。
【締 切】2018年1月9日(火)送信分まで有効
※募集終了しました。
※応募者多数の場合は抽選とし、2018年1月13日(土)までに、当選の方にのみ参加証の発送をもってお知らせいたします。
※お申込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該イベントに関するご連絡のみに使用します。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
その他
本講演会当日(午前中)に限り、上野動物園の各門で参加証をご提示いただくと、無料でご入園いただけます。
なお、講演会終了後は入園時間を過ぎているため、ご入園はできません。
◎関連情報
・
上野動物園の新年イベント2018
(2017年12月14日)
(2018年01月11日更新)