北海道大学総合博物館で生体展示「小さな小さなホ乳類 北海道のトガリネズミ」が2018年10月12日(金)から始まりました。2018年11月11日(日)までの約1か月間開催されます。

トウキョウトガリネズミ
多摩動物公園では2005年7月から北海道に生息するトガリネズミ類「トウキョウトガリネズミ」「オオアシトガリネズミ」の展示を開始しました(
お知らせ)。以来、トウキョウトガリネズミは50頭以上、オオアシトガリネズミは100頭以上を飼育してきました。
多摩動物公園ではその行動特性に合わせて、トウキョウトガリネズミには立体的な飼育空間を用意し、半地下性のオオアシトガリネズミには潜れる場所を作って飼育展示をしています。えさはすべて昆虫です。ミールワームやフタホシコオロギ、イエコオロギ、トノサマバッタなどを与えていますが、トガリネズミの小さな体から予想できないほど多量のえさが必要です。現在、日長や温度を調節しながら越冬させ、繁殖に向けての取り組みを進めています。
今回の北海道大学総合博物館の企画展ではトウキョウトガリネズミとオオアシトガリネズミだけでなく、「ヒメトガリネズミ」と「エゾトガリネズミ」の2種を加え、北海道に生息するトガリネズミ類全4種を公開。また企画展会場では、「多摩動物公園におけるトガリネズミの飼育・展示」の取り組みもパネルで紹介されています。

北海道大学総合博物館の企画展会場
・詳しくは
北海道大学総合博物館のお知らせをご覧ください。
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⇒
トガリネズミ大集合!@北大博物館
・問い合わせは北海道大学総合博物館(電話011-706-2658)まで。

企画展ポスター(PDFダウンロードはこちらから)
(2018年10月16日)