葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やナチュラリストが海や川の環境、そこにくらす生き物のおもしろさ、そして研究することの楽しさを紹介する、高校生・大学生向けのシリーズ講座
「海の学び舎2022」を開催します。
第1回は、福岡県保健環境研究所専門研究員の中島淳氏を講師にお招きします。日本の原風景ともいえる湿地帯。現在では、その多くが失われ、そこにくらす生き物のほとんどが絶滅の危機に瀕しています。生物多様性を守るとはどういうことか、私たちにはどんなことができるのか? 湿地帯の自然や生き物の魅力に触れながら、いっしょに考えてみませんか?

湿地帯の風景とそこにくらす生き物
(左からアリアケスジシマドジョウ、カエンツヤドロムシ、カマツカ)
日時 2022年7月24日(日) 10時~12時
場所 ウェブ会議サービス「Zoom」を使ったリモートで実施
対象 高校生・大学生 ※専門学生、大学院生を含みます。
定員 50名 ※事前申込制(先着順)
参加費 無料 ※通信料は参加者ご自身の負担となります。
内容
「身近な湿地帯と生物多様性」
中島 淳 氏(福岡県保健環境研究所 専門研究員)
【要 旨】
河川や池沼、干潟などの身近な湿地帯にはさまざまな生物がくらしています。そうした湿地帯にはドジョウやゲンゴロウ、トノサマガエルやハマグリなど、多くの人がよく知っているなじみ深い生物が多くくらしています。しかし近年、身近な湿地帯環境は人為的な影響で悪化し、失われ、身近な湿地帯生物の多くが日本各地で絶滅寸前という状況になってしまいました。
本講演では、身近な湿地帯環境とそこにくらす湿地帯生物を紹介するとともに、現在の環境問題のなかで主要な課題となっている「生物多様性保全」とは何か? 生物多様性を守っていくにはどういう知識が必要なのか?について、解説していきたいと思います。
【中島氏プロフィール】
福岡県保健環境研究所専門研究員。博士(農学)。淡水魚類と水生甲虫類を対象とした生態学や分類学を専門とし、生物多様性保全に関する調査研究にも取り組んでいる。
主な著書に『湿地帯中毒:身近な魚の自然史研究』(東海大学出版部)、『日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑』(山と溪谷社)、『ネイチャーガイド日本の水生昆虫』(文一総合出版)など。日本魚類学会奨励賞(2015年)。好きな淡水魚はカマツカ。

中島淳氏
応募方法
受付フォームで以下のとおりお申し込みください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.net及び@form.kintoneapp.comからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください。
なお、お申し込み後に自動返信メールが届かない場合は、葛西臨海水族園 教育普及係まで電話にてご連絡ください。
《こちらの受付フォームからお申し込みください》
※外部サイト(kintoneapp.com)に移動します。kintoneapp.comは、トヨクモ株式会社が管理運営するウェブサイトです。今回のプログラム参加者募集に際して応募者の方々からご提供いただく個人情報は、トヨクモ株式会社が管理するサーバーに厳重に保管し、目的のための使用終了後、すみやかに削除するなど、厳正かつ適正な運用をおこないます。
【問い合わせ先】葛西臨海水族園 教育普及係 03-3869-5152(代表) ※受付時間は9時30分〜17時
【締 切】2022年7月22日(金)送信分まで有効
※6月21日(火)から募集を開始し、
先着順で受け付けます。
※締切前に定員に達した際は、葛西臨海水族園公式サイトでお知らせします。
※お申し込みの際ご提供いただいた個人情報は、当該プログラムに関するご連絡のみに使用いたします。
また、データの保管や削除など、個人情報については厳重な管理をいたします。
応募の注意事項
- 応募はひとり1回に限ります。また、1回につきひとり分のみ応募できます。同じ応募者による複数の応募はすべて無効となりますのでご注意ください。
- 本プログラムはウェブ会議サービス「Zoom」を用いて実施します。接続に必要なPC環境はご自身でご用意ください。
- このプログラムへの参加は無料ですが、通信料は参加者ご自身の負担となります。
- ウェブ会議サービス「Zoom」への接続に必要なURLなどは、参加者にメールにてお知らせします。お申し込み時に記入いただいたメールアドレス宛に招待メールをお送りします。@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください。
※実施についての最新の情報は葛西臨海水族園公式サイトをご確認ください。
(2022年06月21日)