昨年度開催した特設展「はまったらぬけだせない!? 干潟の誘惑──東京湾のトビハゼとその仲間たち」をリニューアルします。干潟の環境を再現した模型や、開発が進んだ東京湾に生息するトビハゼの今がわかる展示に加え、葛西臨海水族園の目の前にある人工干潟「西なぎさ」情報をバージョンアップしました!「西なぎさ」で見られる生き物の水槽展示や、生き物の探し方など、干潟を探検するのに役立つコンテンツを追加しています。
これから夏にかけて干潟の生き物たちが活気づき、干潟遊びがいちばん楽しくなる時期です。潮干狩りだけじゃない干潟の誘惑に、きっとあなたもはまるはず!

東京湾に残ったわずかな干潟にくらすトビハゼ
期間 2016年4月21日(木)〜9月下旬
場所 本館1階「東京の海」エリア
展示内容
・ぼくはトビハゼ
魚なのに、陸上で生活しているトビハゼ。干潟という環境に適応した体のヒミツを紹介します。なんとなく愛嬌のある、トビハゼ特有の行動もお見逃しなく!
・トビハゼがくらす干潟
干潟の環境をおよそ5倍の大きさの模型で再現。干潟は、一見すると、何もいない泥や砂の平野に見えますが、実はいろいろな生き物が隠れています。さあ、どんな生き物に会えるかな?
・東京湾のトビハゼ
かつて、東京湾奥部には広大な干潟が広がっていました。現在、沿岸部の開発や埋め立てが進み、すみかが少なくなったトビハゼは、準絶滅危惧種(環境省レッドリスト<2007>)に指定されています。ここでは、東京湾のトビハゼを守る取組みを紹介します。
・トビハゼ研究所
トビハゼのユニークな子育てについて、最新の研究結果をご紹介。トビハゼの巣穴の模型や、巣穴の内部を撮影した映像など、他ではなかなか見られない貴重な資料を展示します。
・西なぎさへ行こう!
この特設展を訪れた人は、きっと干潟に行きたくなるはず! そこで、水族園の目の前にある人工干潟「西なぎさ」を例に、「いつ行けばいいの?」「何を持っていけばいいの?」「どんな生き物がいるの?」など、干潟遊びに関する皆様の疑問にお答えします。
(2016年04月19日)