今回は生き物の話題ではありませんが、例年にない出来事だったので、先日の大雪のときに撮影した井の頭自然文化園内のようすをお伝えします。
東京都心に4年ぶりとなる20センチを超える積雪があった2018年1月22日。この日は月曜日で井の頭自然文化園は休園日でした。園内では休園日にしかできない作業をおこなうため、人や車があちこちであわただしく働いていました。夜にかけて大雪になる予報だったので、積雪のようすを撮影しようと水生物館にカメラを向けてタイムラプス撮影を始めました。
【動画】雪が本格的に降り出す前の午前11時から撮影を開始。
夜もそのまま撮影を続けて翌朝9時までの22時間を1分30秒に短縮
大雪による動物や設備への被害に備え、この日の夜は何人かの職員が園に泊まりこんで見回りなどをおこないました。

翌朝は一面の銀世界。葉を落として寂しい姿だった樹木もすべて白く飾られた
翌朝は園内すべてが雪に覆われていて、定時に開園することができませんでした。飼育、案内、販売、清掃、警備、設備、各部署総出で除雪作業をおこない、お昼の開園にこぎつけました。東京にある動物園にとっては大変な大雪になりましたが、幸いなことにちょっとした設備の破損があっただけで、動物などに大きな被害はありませんでした。
〔井の頭自然文化園水生物館飼育展示係 三森亮介〕
(2018年02月02日)