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小獣舎が見やすくなりました
 └─2011/05/06

 井の頭自然文化園では2011年2月中旬より、タヌキやキツネを展示している小獣舎の改修工事をおこないました。高さ70センチメートル位のコンクリート柵の大部分を取り除き、網またはガラスの柵に作り替え、小さいお子さんにも動物たちをよりよく見ていただけるようになりました。

 全体的にも陰になるところが減って明るくなったようです。地震のために休園していた3月下旬には、展示場に切り株を配置したり、樹木を植えたりして整備しました。そして4月1日の開園から、みなさんにごらんいただいています。

 キツネたちは、新しく入れた土を思い切り掘っています。植木の周りも激しく掘ってしまい、毎日埋めていますがなかなか追いつきません。
 長老のタヌキたちは、日当たりの良いところでゆったりとひなたぼっこをしています。
 ワシミミズクは、少し奥の止まり木がお気に入りのようです。
 アナグマは、お気に入りの落ち葉の上で寝ていたり、朽木をせっせと引っ掻いてくずしたりしています。

 気持ちのよいこの季節に、小獣舎の動物たちのようすをゆっくりとながめてみてはいかがでしょうか?

写真上:工事中のようす
写真下:完成した小獣舎

〔井の頭自然文化園飼育展示係 佐々木真己〕

(2011年05月06日)



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