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第2期「うえのトラ大使」任命式をおこないました!
 └─上野  2016/09/11

 2016年8月21日(日)、上野動物園にて第2期「うえのトラ大使」任命式をおこないました! 今回は、その任命式とワークショップのようすについてお伝えいたします。


今回任命されたトラ大使たち

「うえのトラ大使」活動とは

 認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金および上野観光連盟と連携して、トラが大好きな東京都台東区内の小学生を「うえのトラ大使」として任命し、トラについて学習しながら、トラを始めとする野生動物の保全について伝えてもらう活動のことです。

第2期生の募集と任命、初めての活動

 約3年間活動した第1期生が2016年3月に卒業したため、7月に第2期生の募集をおこないました。多数の応募がありましたが、その中から特に意欲的な15名を選びました。

 8月21日(日)、選ばれた大使たちに上野動物園の事務所に集まってもらい、任命式と第1回目の活動(ワークショップ)をおこないました。当日はお天気が心配されましたが、大使たちの願いが通じたのか、晴天となりました。
 午前中におこなわれた任命式では来賓の方々と園長よりお話があり、大使たちは緊張の面持ちで任命証を受け取りました。そして、トラ○×クイズで緊張をほぐした後は、お待ちかねの本物のトラがいるバックヤードに向けて出発!

 病気を持ち込まないように靴にカバーをしたり、トラを驚かせないようスタッフから注意を受けたりして、いよいよトラの寝室の前で、飼育係の川上職員からトラの体の仕組みやエサの食べ方など説明を受け、間近に観察することができましたさらに、トラの骨格標本や本物のエサを見て、トラの生態についてより深く学ぶこともできました。
 大使たちは最後までスタッフの指示をよく聞いてくれたため、安全に楽しく現場見学を終えることができました。
 
説明を聞く大使たち
トラを間近で観察

 その後は、事務所に戻って今日学んだことの「振り返り」と「まとめ」です。
 この時間では、大使たちが今日、“初めて知ったこと”“印象的だったこと”“もっと知りたかったこと”の3つについて、自由に書いてもらいました。大使たちからは驚くほどたくさんの感想や意見が出され、トラの模様が近くで見ると思っていたものと違ったことやエサはあまり噛まずに丸呑みすることなど、1日という短い時間にしっかりと観察し学習した成果が実感されました。

 第2期「うえのトラ大使」たちの物語はまだまだ始まったばかり。これからも沢山の活動をおこなっていく予定です。皆さん、大使たちの成長と活躍にご期待ください!

(2016年09月11日)


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