葛西臨海水族園では、第一線で活躍する研究者やフィールドで活躍するナチュラリストが、海や川の環境やそこにくらす生き物のおもしろさ、またそれらを探求し、研究することの楽しさを紹介する、高校生・大学生向けのシリーズ講座「海の学び舎」を開催しています。
第2回は、
「ぷかぷか ただようオアシス──限られた空間でくらす生き物たち」を開催します。前半では講師の方のお話、後半ではお茶を飲みながら、参加者も交えた談話会を予定しています。高校生・大学生のみなさん、ぜひご参加ください。
第2回「ぷかぷか ただようオアシス──限られた空間でくらす生き物たち」参加者募集
日時 2016年8月28日(日) 13時30分~16時30分
場所 本館2階 レクチャールーム
講師 青木優和先生(東北大学大学院農学研究科水圏植物生態学分野 准教授)
・講師プロフィール
1960年東京生まれ。早稲田大学教育学部理学科卒業、九州大学大学院理学研究科(天草臨海実験所)で1992年学位取得、博士(理学)。1993年より筑波大学大学院生命環境科学研究科・下田臨海実験センターで助手・講師として勤めたのち、2011年から東北大学大学院農学研究科水圏植物生態学分野の准教授。
主な著書に『親子関係の進化生態学〜節足動物の社会』(北海道大学図書刊行会・分担執筆)、『甲殻類学』(東海大学出版会・分担執筆)、『海藻の疑問50』(成山堂書店・分担執筆)など。
・第2回要旨
「流れ藻」は特にホンダワラ類の褐藻が主となってつくられる、漂流する海藻の塊です。ホンダワラ類は、海底にガラモ場と呼ばれる大きな海の森をつくっていますが、繁殖期を過ぎると切れて海の表面に浮かび上がり、やがて海流によって移動してゆくのです。流れ藻は、魚類や小動物の隠れ家や餌場となりながら移動してゆく、いわば「浮かぶオアシス」なのです。海表面に作られるこの限られた空間の中にも、そこに棲む生き物たちのさまざまな相互関係が存在します。どんな生き物がいるのでしょう?流れ藻はどれくらいの距離をどのくらいの時間流れてゆくのでしょう?最後はどのような運命をたどるのでしょう?これら流れ藻をめぐる謎についてお話しします。
対象 高校生・大学生
定員 30名
参加費 無料(入園料も無料となります)
応募方法
Eメールで以下のとおりお申し込みください。
kasai_manabiya@tokyo-zoo.net 宛に、件名を「海の学び舎」とし、本文に希望者全員の氏名(ふりがな)・年齢(学年)、代表者の住所・氏名・電話番号を記入してお送りください。
お申し込みの際は、@tokyo-zoo.netからのEメールを受信できるよう、迷惑メールフィルターやメールソフトを設定してください(特に携帯電話からお申し込みの方はご注意ください)。
【締 切】
2016年8月21日(日)送信分まで有効
※
まだ少し定員に空きがあるため、先着順で募集を継続します。
定員に達した時点で、締切といたします。
※応募者多数の場合は抽選とし、当落にかかわらずお知らせします。
(2016年08月04日)
(2016年08月22日更新)